セクションレイアウト「田植えの里」

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page 1(倉庫1)page 2(倉庫2)page 3(倉庫3)page 4(倉庫4)page 5(倉庫5完成)
page 6(バス停)・page 7(構想から台枠・路盤まで)page 8(鉄橋)page 9(レール・フィーダー)page 10(線路周囲の構造物)
page 11(地形1)page 12(地形2)page 13(道路)page 14(川・地形3)page 15(バラスト)page 16(草)
page 17(川の水)page 18(樹木)page 19(田の試作、人形) page 20(田植え)page 21(田植え完了)
page 22(踏切警報機)page 23(アクセサリィ)page 24(架線柱)page 25(畑・菜の花・仕上げ)page 26(完成)



エコーのバス待合所キットを組みました。
キットはSTウッドにケガキが印刷されたものです。
制作するうちに気づいたのですが、この設計はきわめて正確で、ケガキ線通りに切ると間違いなくきっちりと組み上がります。
その精度には驚くべきものがあります。
 
ケガキ線通りにスジ彫りと切り抜きを行いました。
外壁はボロの感じを出すため、割れた部分を何カ所か作りました。
この際気をつけることは、過剰にならないことと、ある板が割れてもその隣は残っている場合が多い、つまり、割れる線の片方は板の境目の直線であるということです。
もちろん何枚かが一度に割れることもありますが、割れた線の隣の板の直線を残すことによって、割れ方の不自然さが少なくなります。
 
外壁の風化表現のため、先に外壁のみ塗装しました。
タミヤアクリルのXF-22「RLMグレイ」を使いました。
何の塗装用か知りませんが、グレイと言うより緑がかった微妙な色合いが気に入りました。

決して厚塗りにならないよう、シンナーで薄めながら染みこませるように筆塗りします。
 
塗装が乾いたら、荒いサンドペーパーで木目方向にこすり、塗装の表面を削ります。
地肌が見えるところ、塗装が厚く残る所など、いろいろ変化がつくように気をつけながら行います。
これで、緑色の塗装が色あせて、ところどころはげている様子が表現できました。
 
外壁材の裏に補強の板を貼りました。

表から見ると割れた隙間からこの板が見えるのがミソです。

外から見える部分はあらかじめレッドブラウンを塗っておきます。
 
補強の角材を貼ったら屋根と本体を組み、室内側は同じくアクリルのレッドブラウンを筆塗りしました。
薄く溶いて、塗装というより染みこませるつもりで行います。
 
屋根を貼り付けて完成です。
板厚が薄く、補強の角材も細いので非常に弱々しいです。
見えない所に瞬間接着剤を染みこませて何とか形が保てるようにしましたが、早く土台に付けないとゆがんでしまいそうです。
そのかわり、非常に繊細な感じが出ていて満足しています。
さすがエコーというところでしょうか。
 
特にウェザリングはしていませんが、始めからボロとして完成しました。
塗装のハゲ具合と板の割れた感じが自分では気に入っています。
 
KATOの駅員を置いてみました。
 
仕上げです。

まず、本体の下端に補強の角材を貼り付けました。
これで随分丈夫になりました。
角には瞬間接着剤を染みこませました。
やり過ぎるとテカってしまうので気をつけなければいけません。
 
土台に貼り付け、ポスター類のシールを貼りました。

外壁にはウェザリングした状態で印刷されている看板を貼りました。
内側には路線図と「たばこ」と書かれたポスターです。
路線図はしわにならないよう、0.14mmプラ板に貼り付け、それをゴム系で接着してあります。
実物ではおそらくホーロー仕上げか、板に書かれてると思います。
「たばこ」のポスターは逆に壁の補強剤に沿ってシワができるように貼り、紙の感じを出してみました。
ここまで説明しないとあまり違いがわからないですね。
自分では満足しています。

 



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