セクションレイアウト「田植えの里」

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page 1(倉庫1)page 2(倉庫2)・page 3(倉庫3)page 4(倉庫4)page 5(倉庫5完成)
page 6(バス停)page 7(構想から台枠・路盤まで)page 8(鉄橋)page 9(レール・フィーダー)page 10(線路周囲の構造物)
page 11(地形1)page 12(地形2)page 13(道路)page 14(川・地形3)page 15(バラスト)page 16(草)
page 17(川の水)page 18(樹木)page 19(田の試作、人形) page 20(田植え)page 21(田植え完了)
page 22(踏切警報機)page 23(アクセサリィ)page 24(架線柱)page 25(畑・菜の花・仕上げ)page 26(完成)



まず側板から始めました。

扉はスジの入った紙で作るようになっていますが、表現がいまいちなので自作しました。
材料は和菓子などの包装に使われている薄い木の板です。
最近は少なくなっているので、見つけるたびに洗って保管してありました。
今回は厚さ0.2mm程度の非常に薄いものを使いました。
幅1mmに切り出してボール紙の上に並べて貼り付けました。
手作業ではどうしても隙間が出来たり少しゆがんだりしますが、かえって実感的ではないか思い、あまりきっちりと修正はしていません。
 
先ほどの木の板を並べた上に、キットの枠組みを貼り付けました。
説明書では側板の裏から貼り付けるようになっていましたが、かなり奥まってしまうので、開口部にはめ込むように変更しました。
開口部は周囲を1mm角棒で囲ってアクセントにしました。
 
扉を付け終えたところです。
裏はボール紙を貼って補強してあります。
 
下見板は幅3mmに切り出した紙を一枚一枚重ねて貼ってゆきます。
この紙は木目調の凹凸加工をした紙で、色調も茶色っぽくしてあり、塗装不要と書かれています。
あまり違和感のない色なので、塗装せずに済まそうと思っています。
 
側板2枚の下見板を貼り終わりました。
扉のある方は、説明書のすすめ通り、下見板を三分割して貼り、変化を付けてあります。
 
写真ではわかりにくいですが、角度を付けて撮影してみました。
下見板と、上部の土壁の境目に、境界を示す板を付けました。
材料は下見板様用の紙を1.5mm幅に切って二枚重ねにしたものです。
このキットはこういった細部のディテールが省略されており、素組みするとあっさりとした外観に仕上がります。
こういったわずかの細工で実感実が高まるのではないかと考え、一手間かけています。
 

妻板を作ります。

妻板の片方には窓を設けるようになっています。
キットでは、格子つきの透明プラ板を貼るように指定されていますが、この種の倉庫で格子付きのガラス窓というのはあまり無いように思います。
ガラス窓がある場合は、ちゃんと建具を入れて引き戸になっている例が多いです。

格子窓のある倉庫の実例です。
かなり古いものだと思います。窓部分を拡大すると、竹か木の棒で格子が作られていて、ガラスが入っている様子はありません。
おそらく採光と換気のための窓だと思います。
 

そこで、格子窓らしくするため、格子を0.5mm真鍮線で作りました。

裏面に真鍮線を並べてゴム系で接着します。
ゴム系を使うのは固着までに位置の修正ができるからです。
ゴム系が固着したら、瞬間接着剤を多めに流し、それも固着したら上から紙で押さえます。
紙は木工用ボンドで接着しました。
これで大きな力を加えない限りはずれないと思います。

格子の接着剤が乾燥したら、側板と同じく下見板を一枚ずつ貼りました。
下見板は長めにしておいて後で切りそろえます。



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