セクションレイアウト「田植えの里」

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page 1(倉庫1)page 2(倉庫2)page 3(倉庫3)page 4(倉庫4)page 5(倉庫5完成)
page 6(バス停)page 7(構想から台枠・路盤まで)page 8(鉄橋)page 9(レール・フィーダー)page 10(線路周囲の構造物)
page 11(地形1)page 12(地形2)page 13(道路)page 14(川・地形3)page 15(バラスト)・page 16(草)
page 17(川の水)page 18(樹木)page 19(田の試作、人形) page 20(田植え)page 21(田植え完了)
page 22(踏切警報機)page 23(アクセサリィ)page 24(架線柱)page 25(畑・菜の花・仕上げ)page 26(完成)



バラストの材料はずいぶん悩みましたが、結局「熱帯魚の砂」というものを使いました。
N用を試してみたところ、小さすぎるように感じました。
16用は市販品がありますが、色調や粒状を実物を見て決めたかったので、今回は見送りました。
何せ、この地方ではすぐに模型店に行くことができないので、どうしてもホームセンターなどで手軽に手に入る材料になってしまいます。
「レイアウトモデリング」「レイアウトテクニック」では、16番用のバラストは1.2〜1.5mmぐらいと書かれているので、2種類のフルイでより分けると約半分弱が使える大きさでした。
 
色はちょうど茶系統なのですが、かなり白っぽいので着色しました。
着色はクレオスのラッカー系を用い、ハルレッドに黒を少し加えたものを振りかけ、容器の中で5分ほどかき回しているとうまく全体に色がまわりました。
そのまま放置すると固まってしまうので、大きめのあられの缶の蓋に広げて乾燥させ、10分に一度ぐらいかき混ぜて固着するのを防ぎました。
 
バラストは「ボンドバラスト法」で固定しました。
まず全体に霧吹きで水をかけます。
水には中性洗剤が1〜2滴加えてあります。
これをしないと、ボンドをかけた時にバラストが固まりになったり、流れやすくなったりします。
 
木工用ボンドを水で3倍程度に薄め、中性洗剤を1〜2滴加えたものを滴下してゆきます。
以前はスポイドを使うよう書かれていたのですが、このような容器を使うと便利です。

お気づきかもしれませんが、これらのデモンストレーションの写真はやらせです。
自分一人で撮影しながらやっているので、三脚に据えたカメラのシャッターを押しながら、左手で作業をやっているふりをしているのです。
私は右利きなので左手ではこのような作業はできません。
 
ボンド水溶液滴下直後には、このように全体にボンドがゆき渡って白っぽくなっています。
中性洗剤のおかげでかなりラフに振りかけても、うまい具合に全体に均一に広がってくれます。
 
一晩乾燥させたところで様子を見ると、バラストの色が赤っぽすぎて、周囲から浮きまくっていることに気が付きました。

やむを得ず、フラットアースを上から塗りました。
これだけ色調に差があります。

バラスト = 茶色の先入観が強すぎて、茶色でもいろいろある色調にまで頭が回りませんでした。

これについてはgenchichi様から「石に透明感がある」とのご指摘を受けました。
見直してみると、確かにガラス質の石が大半で、塗料の層が薄かったために下地が透けて、違和感のある色調になっていたようでした。
やはりgenchichi様おすすめのように市販品の方が質はいいようです。
 
 
また、田んぼの色調も濃すぎる気がしてきたので、もう少し明るい色に変えることにしました。

*実は、家内の実家が農家で、その地区一帯の田んぼはもっと黒っぽい色をしています。
そのことを家内に話すと、「うちの方は特別に黒い色で、普通の田んぼはもっと明るい茶色だ」と言われました。
田んぼの色にもいろいろあるんですね。
全体を見渡してみると濃い田んぼが目立ちすぎるので、色を変えてみようと思ったのでした。

色を塗った時に写真を撮り忘れたので、後から撮った写真です。もう草が植わっています。



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