B6・三岐鉄道2278の製作

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page 1(イコライザー、従台車)page 2(伝導)page 3(キャブ・水タンク)page 4(ドーム)
page 5(キャブ内)page 6(シリンダーブロック、ステップ)page 7(エアータンク)
page 8(パイピング、解放テコ)page 9(床下配管)page 10(キャブ窓周り)
page 11(ブレーキロッド)page 12(排障器、前照灯、カプラー)page 13(追加ディテール)
page 14(塗装)page 15(仕上げ、石炭)page 16(完成)



石炭を積み、ウェザリングを施して完成です。
きついウェザリングは好みではありませんが、少し汚してやることでぐっと実感が出ると思います。

まず、下回りに泥色(クレオスのウェザリング用泥色)を完全ツヤ消しにして控えめにドライブラシします。
次いでエコーのウェザリングブラックを、上回りに付けます。
このとき、ナンバープレートや安全弁にも少し付けてやると急に「生きた車輌」の雰囲気になります。
余り付けすぎると真っ黒になって「手入れの悪い機関車」になってしまうので、要注意です。
次に、綿棒や古くなった絵筆で上まわりを磨きます。こうすることで磨き込まれた機関車の鈍い光沢が出てきます。この色合いはウェザリングブラックの最大の特徴です。
ただ、何か油分が入っているらしく、少々べたつくのと、不用意に触ると指紋がべったりと残ってしまいます。
煙室部分は完全なツヤ消しにしたいので、ウェザリングブラック、黒いパステルを多めにはたくように付着させ、あまりこすらないようにします。
最後にサビ色のパステルを、水のたまりそうな所、カプラーポケット周辺、金具類の付け根、下回りの非可動部、などに付着させて完成です。
パステルはすぐ取れるのでダメだという意見もありますが、取れればまた付けなおせばいいやと思っています。

 

 





 

 



ようやくB6が完成しました。
蒸機は難しいですが、おもしろいです。いろいろと細かく見ると未熟な部分がたくさんあり、ベテランの作品にはまだ遠く及ばないですが、一応形にする自信はできました。

製作に当たり、資料やご助言をいただいた「三岐鉄道車輌大図鑑」様に厚く御礼申し上げたいと思います。
また、本文中にも書きましたが、「極私的1/80 鉄道模型工作室 16.5mm」様のサイトからいくつかアイデアを拝借させて頂きました。こちらも、厚く御礼申し上げたいと思います。


2008年8月3日、丹生川の貨物博物館にお邪魔し、スタッフの方々にお見せしてきました。
ご厚意でレイアウトにも入線させて頂きました。初めての本格的レイアウトに、内心ドキドキでした。「いい感じですね。」などとほめてもらった直後に走らないでは、あまりにも恥ずかしいです。
案の定、単機では何とか走るものの、貨物列車を牽かせると何とモーターが回りません。空転しないでストップするのは、どうも小型モーターの出力不足のようです。
「レールが汚れているせいですよ。」と気を遣ってもらいましたが、他の車輌が快調に走っているのでは言い訳になりません。
一番軽いプラの貨車2輌までなら牽けたので、この編成でぐるぐる走ってきました。
空転しないのはイコライザーが効いて粘着力が良いためだ、と自分を慰めても、非力な現実は何ともしようがありません。ちょっと情けないレイアウトデビューとなってしまいました。

TMS 798号(2009.8)に記事が掲載されました。




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