B6・三岐鉄道2278の製作

page 14

page 1(イコライザー、従台車)page 2(伝導)page 3(キャブ・水タンク)page 4(ドーム)
page 5(キャブ内)page 6(シリンダーブロック、ステップ)page 7(エアータンク)
page 8(パイピング、解放テコ)page 9(床下配管)page 10(キャブ窓周り)
page 11(ブレーキロッド)page 12(排障器、前照灯、カプラー)page 13(追加ディテール)
page 14(塗装)・page 15(仕上げ、石炭)page 16(完成)




今回はパイピングが複雑で、隅のほうに塗料がまわらない恐れがあるため、まず黒染めしました。
黒染めすると表面にススのようなものが付着しますが、これは塗装に悪影響がありそうなので徹底的に除去しました。
超音波洗浄を数回繰り返した後、しつこいぐらい水洗をしました。
この時点では事前の脱脂が足りなかったり、ハンダがはみ出したりした部分が染まらずにムラムラになっていて、放置機関車のようです。
そっと指でなでてみると(本当は素手で触っちゃだめですけど)見かけによらず滑らかで、決して表面は荒れていません。
   
乾燥したあと、通常どおり塗装しました。
下塗りはマッハのメタルプライマー、上塗りはマッハの黒を半ツヤにしてエアブラシで吹き付けました。
煙室部分は後からエナメルを完全なツヤ消しにして筆塗りしてあります。
この写真ではまだ少しムラがあるように見えますが、その後、塗り重ねて、なるべくムラがないよう仕上げました。
動輪はタイヤ側面をツヤ消し黒で塗りました。
ロッドはクレオスの「焼鉄色」というのを吹きつけ、その後綿棒で磨き出しました。もうちょっと黒っぽかった方が良かったような気がします。
ロッドの色は本当にむずかしいです。

スライドバーとピストン棒は洋白の無塗装のままです。
   
ブレーキシューにサビ色を色差しし、ブレーキ装置を組み付けてみました。
   
キャブ内インテリアは組み付ける前にウェザリングまで済ましておきます。
バルブハンドルとブレーキレバー、水面系に色差しし、石炭投入口付近にはサビ色のパステルを多めに付けました。

でもこれは組んでしまうとほとんど見えないんですよね。
   
機関士はKATOの機関士(座っているもの)を無理矢理立たせ、腕の角度もブレーキレバーに近いところに変更します。
機関助士は、プライザーの未塗装フィギアで、通行人だと思いますが、適当にポーズを変えてナッパ服を着せました。

キャブに人形を配置しました。
狭い所なのでなかなか思うように置けません。
機関士の視線ではおそらく前方は見えていないでしょう。
助士はいったい何をしようとしているのでしょうか。
予定ではバルブ操作をさせようと思ったのですが、バルブに手が届きませんでした。
天井付近を向いて、あたかもメーター確認でもしているような視線です。
まあ、ボーっと突っ立っているよりは常務をしているという雰囲気は出ます。



製作車輌一覧page 13page 15