ED22・三岐鉄道ED222の製作

page 14(前照灯点灯化)

page 1(下回り基本)page 2(機械室・妻板)page 3(上回り基本)page 4(パンダ台)
page 5(エアー冷却管)page 6(エアー配管)page 7(屋上機器)
page 8(床下)page 9(床下)page 10(上回り完成)
page 11(台車・室内)page 12(未塗装完成)page 13(塗装)
page 14(前照灯点灯)・page 15(仕上げ:カプラー・社紋プレート)page 16(完成)



前照灯を点灯させるための集電板を作ります。
今回はスペースに余裕がなく、なるべく薄く作りたかったので厚さ0.1mmのガラスエポキシ基盤を使いました。
何か電子部品の形に合わせてあるのだと思いますが、その中から集電板の形に近い部分を選びます。
   
上の写真で赤く囲んだ部分に0.1mmリンドウ板から切り出した集電板をハンダ付けしました。
余分なパタンは削り取ります。
   
薄い紙(カレンダー)を絶縁用にはさみ、先ほどの集電板をエポキシで貼り付けます。
紙を含めて0.3〜0.4mmぐらいで収まっていると思います。
いつもは床板に穴を開けてパワートラックの端子を上に抜くのですが、ED22は機械室が片寄っていて床板に穴を開けるとデッキに貫通してしまいます。
それでパワートラックと床板のわずかな隙間に集電板を設置しました。
前後の集電板を結び、さらに前後、左右をそれぞれリード線で上に導きます。
配線は全くいい知恵が働かず、ただ電線をはわせて無理矢理接着しただけでみっともないです。
   
上方へはこのように、機械室のある側にまとめてリード線を出しました。
ショートしていないか、通電テストのため台車を装着しました。
ついでに室内装置もつけてみました。
イスは窓の高さに合わせ、プラ板でかさ上げして接着してあります。
チップLED(白色)に0.2mmウレタン線をハンダ付けします。
極性を間違わないよう、リード線はマジックで赤と黒に塗り分け、さらに長さを変えてあります。
マジックはすぐに消えてしまい、写真でもほとんどわかりませんが、部分的にでも残っていると判別は簡単です。
前照灯の内側に絶縁の薄い紙を貼り、その上からシルバーを塗りました。

前照灯の後ろに開けた孔からチップLEDのリード線を抜き、LEDを真ん中に配置したらプラリペアで固めてしまいました。
プラリペアの溶剤は塗装を痛めますので、取り扱いは要注意です。
LEDからのリード線を配線しました。
上下を結ぶ配線は最後まで悩みの種でしたが、結局接点方式としました。
これは最初から計画していなかったので、行き当たりばったりの工作で、扱いやすい木片を土台にして、真鍮板を張り付けただけです。
側壁にはショート防止に紙を貼りました。
丸1のように見える書き込みは(マイナス)で、極性を間違わないためのメモです。
下回りの接点は基盤に0.1mmリンドウ板をハンダつけしたものです。
エポキシで固定してあります。
全体を裏から見るとこんな感じです。
LEDは白色なので(左側)、電球色に近づけようと、クリアオレンジを塗りました(右側)。



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