伊賀線モ5251の制作

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page 1(上まわり、床板)page 2(室内灯、屋根板)page 3(ボディー・パーツ)
page 4(上まわりディテール)page 5(床下機器)page 6(下回り)page 7(塗装)
page 8(前照灯)・page 9(室内配線)page 10(集電)page 11(組上げ)page 12(完成)




塗装が終了し、電装関係に取りかかります。
まずは、前照灯のチップLEDユニットを製作しました。

パーツの前照灯に入るサイズの丸棒を輪切りにしたものを中心に作った原形を「型どり君」で型どりし、その中にチップLEDを埋め込んでプラリペアで固めてしまいます。
これでショートと断線を予防します。

チップLEDにはあらかじめ0.2mmウレタン線をハンダ付けしておきますが、極性がわからなくなるのでウレタン線に赤と黒のマジックを塗って区別しました。
しかし触っているうちにマジックはかなりはげてしまいますので、念のため片方の線を他方より短くしておき、マジックが全部消えても間違えないようにしました。

下の写真ではかなりマジックは消えかけています。
実際にはうっすらと部分的に残っていれば区別できるので、消えてきた時点でもう一度塗り直せばいいことに気が付きました。
   
前照灯はエコーの100Wタイプです。
肉厚のホワイトメタルの内部をドリルとモーターツールでさらってLEDユニットが入るようにしました。
後方へはウレタン線を通す孔を開けておきます。
   
屋根に装着するとこんな感じになります。
反省点というか、感想をいいますと、プラリペアはかなり硬い素材で、しかも後方の孔とコードの位置がうまく一致していないとなかなかぴったりとライト内に収まってくれません。
LEDの位置は透けて見えるのですが壊してしまいそうなので大胆に削るのもはばかられます。
安全のため、LEDユニットは削らずにライトの内側をさらに削ることで対処しました。
これなら初めからライト内にLEDを埋め込んでプラリペアを流しこんだ方がずっと簡単ですっきりできそうです。
   
点灯させると光量は充分すぎるほどです。
心配していた断線や極性の間違い、ショートも起こらず、ひと安心です。
横から見ると、配線コードはこの程度でほとんど目立ちません。
後から黒く塗ってしまうことにします。
LEDの保護ダイオードは屋根端の補強材に溝を掘って埋め込みました。発熱がちょっと心配ですが、こちら側が開放なのでいいのではないでしょうか。
矢印の孔は屋根上から通したパイプで、この中にウレタン線を通し、左右に分けてそれぞれ結線します。



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