オハニ30の製作

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page 1(荷物ドア・デッキドア)page 2(妻板・床板)page 3(台車仮組・室内灯・屋根・雨樋)
page 4(上まわりディテール・尾灯)page 5(床下・未塗装完成)
page 6(室内灯調整・塗装)page 7(完成)



床板と台車を仮組みして高さを見てみました。

海龍のオハ61と並べてみました。
カプラー高さは調整が必要です。

車体はほぼ同じ高さですが、ウインドシルの高さが全然違います。
形式図で確認すると、オハ31系はシルが高く、窓の上下寸法が小さいことがわかりました。
なので、イメージとしてはこの通りですね。
車体すそとヘッダーの高さが微妙に違うのが気になりますが、系列の違うミスマッチを楽しむにはあまり問題が無いのではないでしょうか。
 
キットの台車にはブレーキシューがないので、日光の旧製品のTR11を付けてみました。
ブレーキシューが非常に目立ちますね。
(最新の製品はシューが内側に付くよう、改良されています。)
 
実物の写真を見てみました。
私が撮った津軽鉄道のオハ31です。
シューはかなり内側にあって外からはあまり目立ちません。
あまりブレーキシューを強調しない方がイメージとしては合うのではないかと思います。
 
屋根を組む前に室内灯の準備作業をしておきます。

順序として、まず下屋根を取り付けますが、その前に妻面の手すりを付けておきました。
これは幌の代わりですが、地方私鉄らしさが出るポイントではないかと思います。
実際にオハニ30が私鉄に行ったかどうかは定かではありません(たぶん行ってないように思います)が、私鉄に譲渡されたら、という想定で組んでいます。
 
下屋根を付けました。
これで車体が随分しっかりしました。
 
室内灯は電球色LEDを用いますが、レンズ状の先端を削って光が拡散するようにします。
普通はコンパウンドで磨いて透明度を回復させるのですが、あえて削りっぱなしにして、柔らかい光になる効果をねらいました。
 
基盤上で適当に配線します。
LEDの保護はCRDです。また、まとめてブリッジダイオードを付ける予定です。
しかし、この基盤の出来上がりはひどいもんです。
電子工作をやっている人に見られたら笑われるでしょう。
でも私の技量ではこの程度なんです。
裏にも配線が飛び出してショートするので、エポキシを塗ってさらに薄いプラ板を貼りました。
 
屋根板に取り付けてみました。
あまり出っ張らずに付けることができました。
 
点灯試験です。
導光板を使用していない割には光のムラが少なく、まずまずではないでしょうか。
ダブルルーフのモニター屋根にも何とか光が回りそうです。
 
屋根を付ける前に、室内灯配線の準備工事をしておきます。

アングルの一辺を曲げてコの字型にしたものを付け、このようにリード線を通せるようにします。
こうすれば窓から配線が目立つことがありません。
 
モニター窓部をつけ、
 
上屋根を付けました。
 
縦の雨樋を割りピンで浮かせて付けます。
雨樋には0.7mm線を使いました。
 
妻部の横の雨樋は、キットのパーツ(平板)のうえに帯板を貼り合わせて、2段の表現をします。
帯板は0.2 x 0.8mmを使いました。
 
長手方向の雨樋はアダチのパーツを使いました。
車端のロート部は目立つので雨樋をくるっと曲げて付けてみましたが、ちょっとオーバーになってしまいました。



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