オハニ30の製作

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page 1(荷物ドア・デッキドア)page 2(妻板・床板)・page 3(台車仮組・室内灯・屋根・雨樋)
page 4(上まわりディテール・尾灯)page 5(床下・未塗装完成)
page 6(室内灯調整・塗装)page 7(完成)



客室側のデッキドアを付けました。
 
荷物室側は、形式図を見るとデッキ部の仕切りが無くて広い乗務員室のようになっています。
それを表現するため、仕切り板の中央部を切り抜きました。
構造材なので弱くならない程度に残してあります。
 
荷物室側の乗降ドアを付けました。
手前のは少し傾いてしまいました。後で修正することにします。
 
ドアハンドルを付けました。
いつものように0.4mm線を削った物です。
こちらは客室側。
 
荷物室側は引き戸なので、ドアハンドルの位置と向きが違います。
これをちゃんと表現すると、荷物車の雰囲気がぐっと高まります。
えらそうなことを書きながら、実はドアハンドルの孔あけを一度間違えてしまっています。
よく写真を見ると反対側に孔が見えます。
ハンダで半分ほど埋まっているので、表面はパテで埋めようと思います。
お粗末様でした。
 
床板を固定するための金具を付けました。
説明書にある通り、床板下面が車体裾より1mm上がる位置にしました。
 
いよいよ、妻板の取り付けです。
床板と屋根板を仮止めして位置を検討します。
ところが、デッキ上部の側板の細い部分(何という部位でしょう)に上縁を合わせると、床板の高さにあいません(写真左)。
逆に床板にツライチにすると上部ですこし隙間ができてしまいます(写真右)。
悩んだ末。下方に合わせることにしました。
上部の隙間は雨樋で隠れることを願いたいと思います。
 
妻板を取り付けました。
 
次は懸案の床板です。
このキットは、前後のデッキ部分の床板が別パーツになっていて、本来はデッキ部にハンダ付けしてしまうようになっています。
それに床板をネジ止めする構造です。
説明書の通りに組むと、デッキの内部に手が入らなくなるので、塗装やガラス貼りに支障を来します。
そこで、3ピースの床板を接合してしまい、何とか上回りと組み付ける構造に変えたいと思います。
 
加工に入る前に床板と屋根板を仮に組んでみました。
まずまず、問題なく収まり、一安心です。
 
デッキ部をしたから見るとこうなっています。
デッキステップが床板の一部を曲げた構造になっています。
 
実車では、荷物室側のデッキステップは高さが大きくなく、車体裾とツライチになっています。
そこで、でっぱったステップを切除してしまいました。
 
切り取ったステップは捨てずに、そのまま荷物室側のデッキドア下端に付けました。
 
3つのパーツに別れている床板をすべて接合しました。
 
車体側は、仕切り板にアングルを取り付け、2mmネジを切りました。
 
もとのねじ穴を利用して先ほどのアングルにネジ止めすれば、本来の固定方法を大きく変えることなく、しっかりと固定できます。
この方法の利点は、接合した床板を2枚同時にネジ止めできることで、弱くなりがちな長手方向に継ぎ足した床板でも強度の心配が全くないことです。

この素晴らしいアイデアは、実は私が考えたのではありません。
私の16番鉄道模型ライフ
に掲載されていた方法をそっくり真似たものです。
実に合理的で加工の容易な方法を考案された作者に敬意を表したいと思います。



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