エコー木造ワフの制作

page 5

page 1(下回り・集電・側板・妻板)page 2(側板ディテール)page 3(妻板ディテール)page 4(組立)
page 5(ライトユニット・床下)・page 6(床下)page 7(塗装)page 8(完成)



テールライトを点灯式に加工します。
実車では反射板だけのことが多いようですが、テールライトの点灯が好きなので点灯できるようにしました。
少々大柄ですが、エコー製の貨車用テールライトを使用します。
後面の取付棒を切断し、中央に1.2mmの孔をあけて、エコーのパイプ(外径1.2、内径1.0)を差し込んでハンダ付けします。
その中を径1mmの光学繊維を通します。光学繊維の先端は熱でレンズ状に加工しておきます。
   
電球色と赤色のLEDを利用し、ライトユニットを作りました。整流はブリッジダイオード、電流制御はCRDです。
室内灯用の電球色LEDは光が拡散するように簡単な加工を行いました。
すなわち、先端のレンズ状の部分を少しヤスり、コンパウンドで磨いておきます。次に、上面にアルミホイルを貼り付けて下方向へ光を反射させます。
ワフの狭い車掌室内には充分すぎるほどの光量となりました。
電球色LEDは通電足の固定、絶縁と、車体への固定のためにプラ板を適当に重ねて接着し、整形してあります。
   
室内の仕切板を取付、そこにテールライトからのパイプを通して固定しました。裏側は太い(内径3mm)のパイプを接着し、赤色LEDがきっちりとはまるようになっています。
ライトユニットは室内仕切板に接着したベースにネジを切って、1.4mmネジで止めます。ベースは0.8mmの真鍮板の両面にプラ板を接着したものです。(基盤の裏面でショートするのを防ぐため)。
赤色LEDははめ込んであるだけです。
   
床下器具を取付けます。
太い取付棒があるのでエポキシでがっちりと付きます。
雰囲気を出すため、0.3mmの真鍮片で取付ベースの金具を表現してみました。
   
エアーホースを付けたかったので、ついでに0.4mm線でエアーの引通し管を付けてみました。
台枠を貫通しているところが自己満足の表現です(完成すると多分ほとんど見えない)。
エアー管は割ピンで床板に固定しました。既にホワイトメタルのパーツが付いているので、やたらとハンダ付けはできません。割ピンの頭と線材はハンダ付けしましたが、割ピンと床板は接着です。台枠を貫通しているのと、エアーホースとはハンダ付けできたので意外としっかりと付いています。
エアーホースの取付は、実物によくある例にならって端梁の直下に取付座があるようなタイプにしました。
ホワイトメタルの端梁との接着は信用できないので、L字に曲げた0.3mm板を端梁の止めネジで友締めし、その板の先端部分だけを細くヤスッて取付座としました。エアーホースの後方は径0.5mmまでヤスり、細密パイプを介して引通し管と接続しました。
端梁と密着しているので危険でしたが、一瞬で接続部をハンダ付けし、強度を確保しました。



製作車輌一覧page 4 page 6