キハ07の制作

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シバサキ製キハ07は、エッチング板1枚とホワイトメタル製の屋根板からなっています。
エッチングは細かいディテールがありますが、薄くてペナペナしているので重ね貼りして強度が出るまでは折り曲げないよう、細心の注意が必要です。
屋根はかなり重いので転覆しやすくならないでしょうか。ベンチレータの表現が甘く、プラ製に変えようとすると削らなければならず、 屋根板そのものをプラで作り直した方がいいかもしれません。
制作にはTMS437号の記事が参考になります。実車の資料は、少し古いですがTMS278号、 RMライブラリーのキハ07特集を参考にしました。
   
側板に窓枠、ドアを付けます。
窓桟の直線にやや乱れがあるので、ヤスリで軽く修正します。やりすぎると桟がゆがんでしまうので禁物です。
TMSも記事にあったように、側板と窓枠の窓間隔が微妙にずれているので、窓枠を桟の太い部分でに分割して間隔を調整します。
   
エッチングで戸袋窓部と、2段窓部の差が表現されています。
このあたりにシバサキのこだわりがうかがえます。場所を間違えやすいので何度も確認します。
ただ、サイズ的には非常に厳しく、 ハンダで埋まってしまえば修正が困難になりそうです。少量のハンダで極力表に流れ出さないように付けます。
   
妻板窓枠は、製品では全てが2段窓になっていますが、写真を見れば向かって右から3枚目はハメ殺し窓で、窓枠部にワイパーが着いています。
そこで0.2x0.5帯板を段差部分にハンダ付けし、厚み、幅、それぞれ約半分にヤスって段差を無くしました。まだ段差があるように見えますが、 微調整は最終的にパテで行う予定です。
ワイパーの穴も開けておきます。
   
窓枠とドアをすべてつけました。ドアは片面は木製オリジナル、反対側はプレスドアです。どちらか選べるようになっているのですが、 どちらも捨てがたいので、悪いクセで両方付けてしまいました。実際にはこんなのはなかったと思いますが、両サイドは同時に見えないので平気です。
側板がかなりしっかりしたので、クレンザーでゴシゴシみがくと非常にきれいになりました。



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