Nゲージ作品

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これが、TMS2005コンペで準佳作をいただいた「ED14の牽く地方私鉄風貨物列車」です。
TMS 759号(2006.11)にのせて頂きました。初めての経験ですが、なかなか嬉しいものですね。
誌面の写真はさすがにきれいに撮られています。自分の作品が立派に見える反面、アラが目について非常に恥ずかしくも思います。また次の機会もねらって、と励みになりますが、最初からコンペを目指すとプレッシャーに負けそうになるので、マイペースで製作し、たまたまうまくできたら出展してみる、というスタイルでいこうと思っています。

 


銀河モデルのキット組です。ほぼ素組ですが、数カ所手を加えました。デッキ手すりはエッチング抜パーツの「板」の感じがイヤで、 0.3mmリンドウ線で作りました。前後左右4組を同じ形にしなければ見苦しいので、木片で治具を作ってきっちりと組みました。 中央の鎖は配線コードの銅線を2本よじったものです。また、ダイキャストのウエイトがボディ内部にきっちりとはまりこむ構造なのですが、 窓に密着して雰囲気が悪いため、前面、側面とも、窓部分を削って窓の裏側に空間を設けました。少しでも重量の確保のために、 角度的に窓から見えない部分は削らずに残してあります。これで運転室と機械室の雰囲気は出たと思います。塗装はTMS掲載の、南野氏の三岐鉄道電機を参考に、 クレオス艦底色で塗ってみました。国鉄のぶどう色より明るくて私鉄電機にはなかなかいい雰囲気です。仕上げに社紋を貼りましたが、 自分のオリジナルのものがないので、夕張鉄道のものを貼ってあります。まあ肉眼ではほとんど細部がわからないので雰囲気重視でよしとしました。
 


2輌の貨車はペアーハンズのテム300(タイプ)です。全長がやや長いので「タイプ」となっていますが、プロポーションはなかなか良好です。 手すり類を線材に変えたのと、床下に足ブレーキ関連のロッドを簡単に追加しました。こういうチラリと見える棒やパイプ類は実感実を高めるのに効果的だと思います。 金属の質感を生かすために、塗装はややツヤを出しています。社紋はこれもいいのがなくて、西武鉄道のものです。やはり肉眼では細部がわかりません。
 


最後尾にはやはりワフがつかなくてはなりません。川合商会の、たしか入替用DLとセットになっていた車輌です。手すりを線材に変え、 屋根にティッシュペーパーを貼り、仕上げはテールランプです。KATOの適当なパーツを組み込んであります。この編成はロコ、テム、ワフそれぞれに 塗装仕上げの調子を変えてあります。屋根の質感や車高にも変化があり、なかなか楽しい編成だと自画自賛しています。私のモデルは技術的には たいしたことはありませんが、こういう楽しい雰囲気が評価されたのではないでしょうか。
ちなみに私はこういう角度で眺めるのが大好きなので、モデルには少々無理をしてもテールランプを組み込みたいと思っています。



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