Nゲージ作品

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地方私鉄風電車です。窓配置からわかるように、クモハ12からの改造です。GMキットの中央ドア部を切除し、全体を16m程度に縮めました。極力リベットの無い部分を選んで継いであります。
プロトタイプは、もうお察しの方も多いと思いますが、TMS誌上を賑わせた宮下洋一氏の「地鉄電車シリーズ」です。私は実車の知識には疎いですが、あの作品群を見て大感激し、一気に地鉄ファンになってしまいました。そのイメージをそっくりと真似させて頂いています。
屋根板は厚めの糸ノコを用いて中央で二分し、再度継ぎ合わせます。糸ノコの圧身分、約1mmほど車体幅が縮まります。元のキットがやや幅広なので、これぐらいでちょうどいいプロポーションになり、KATO等の完成品と並べても違和感がありません。前後の丸屋根部分はプラ板を数枚、瞬接で固め、ヤスリ整形です。
妻板は配管ディテールを削った跡、裏にスジ彫りして折り曲げます。全体の幅が屋根板と同じぐらいになるよう調整します。ちょっと広めなので両端を少し削ります。これが結構面倒だったので、反対側は切妻のままで、両端を0.5mm削って幅を合わせます。屋根はスウェード調スプレー、屋根上配管は「地鉄電車」を参考に真鍮線と割ピンで付けました。鈎外し線は配線用の銅線です。動力はジャンクものを適当につなぎ合わせ、片台車駆動です。
 


上記の電車と同じコンセプトで制作した荷物電車です。GMクモニ13キットを用いています。
動力は、古いTOMIXのDE10のものを、ダイキャストブロックを削って無理矢理入れました。動力台車も3軸側を一軸除去しただけで、あとはそのままで、全軸駆動の強力車です。ホールベースが若干合わないですが、台車枠を無理矢理接着してあります。
 


このオハユニ61は、数ある客車の中で最も好みのものです。GMスハニ61からの切り接ぎです。切り接ぎ箇所が多く。非常に苦労しました。何とか形にしたのですが、塗装を失敗するというオマケまで付いて、仕上がりは全く不満足です。金属製キットを手に入れてあるので、いずれリベンジです。屋根はティッシュペーパーです。
 


上信鉄道デキ1。ワールド製のキットです。
ボロボロのジャンク品をネットオークションで入手し、一度バラバラにしてから組み直しました。
板厚が非常に薄いので熱でゆがまないかと心配しましたが、何とか形になりました。エッチング製の手すり類はみなゆがんでしまってダメだったので、割ピンと真鍮線で新製してあります。
動力は全く使い物にならなかった上、ホワイトメタルの台車が破損していたのでスッパリとあきらめ、KATOチビ凸の動力をはめ込んでB凸としました。さすがに走行性能はばっちりです。この狭いキャブ内に意外とスペースがあったので、プラで適当に運転台を作ってみました。B型になり、自由形となったので塗装は少しはでめの赤です。塗膜が厚くなって、あまりよろしくありません。
 
 
キユ25です。TMSの記事を参考にGMのオユ12と、TOMIXのキハ28から合成しました。記事のようにきれいにはできません。特に明かり窓と屋根の接合部はどうしても滑らかに出来ませんでした。Hゴム窓は一応はめ込みにしてありますが、これもあまりきれいではありません。この辺が私のプラ加工技術の限界でしょう。
それでもこの車種だけはどういう訳か製品化されず、昔のTOMIXから唯一出ていたものがネットオークションで高価で取引されるような状況です。どうしても欲しい車種だったので、とりあえず形になって一安心というところです。パテ埋め、ペーパーかけの苦労を思うと、再チャレンジはなかなかファイトがわきません。



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