長門峡を出発するとすぐ小さな川を渡ります。
12系が似合わないとか、集煙装置がみっともないとか、ぜいたくな不満を言っていました。
この写真を見るとやはりそういう印象は避けられないのですが、不思議なことに近年見た「SL北びわこ」では12系が似合わないとは感じませんでした。
考えてみるに、周囲の風景で印象が変わるのではないかと思いました。「北びわこ」は都市近郊の電化区間なので、12系に違和感がないのではないのか、と思っています。
本物の旧型客車を走らせることは困難でしょうから、最近の茶色塗装のレトロ調客車は悪くない趣向ですね。

長門峡ー渡川 昭和54年10月7日