山間部をゆく「つわの2号」。
当時の時刻表では特急の「おき」が3往復なのに対して、「つわの」は2往復と、本数の少ない設定でした。
ちなみに、その5年前の昭和49年の時刻表では急行は「しんじ」、「さんべ」、「あきよし」の3往復で特急の設定はありませんでした。
「つわの」は従来の「あきよし」を系統分離して昭和50年3月から運行されています。
この時、山口線の「しんじ」「さんべ」は廃止されました。
特急「おき」もそれと当時に同時に登場しています。
新幹線の博多開業に伴うダイヤ改正によるもので、国鉄の特急重視の方針が現れてきています。
「つわの」は昭和55年に「おき」に集約されて運行終了、なんとも短命の急行でした。

仁保ー篠目 昭和54年10月6日