クラウス15号。1989年、九州鉄道の開業時に4号機として輸入された。国有後は15号機と改番され、その後1925年、東京横浜電鉄(現東急東横線)の建設用として譲渡された。工事完成後の1931年からは北海道沼田町の留萌鉄道に譲渡され、明治鉱業昭和鉱業所専用線で1969年まで使用された。その後は一時期、千頭で保存され、ときおり動態となっていた。
現在は沼田町農業記念館の「ふるさと資料館」で保存されている。静態ではあるが、庫内で非常に手入れの行き届いた状態で保存されており、定期的にアントに引き出されて屋外展示となっているという。

千頭 昭和50年5月4日