京都市電
京都市電が全廃になるという情報はかなり前から聞いていましたが、実際に訪れたのは廃止の1週間前の、昭和53年9月23日のことでした。 廃止直前ということで電車はどれも満員、沿線にもカメラをかまえた人が大勢出ていました。 かつては日本最初の、そして国内最大規模の路面電車として名をはせた京都市電が全廃されることの寂しさ、そしてそれは鉄道が自動車社会に負けたということの証明でもあり、なんとも悲しい気分になりました。 私見ですが、市電を廃止すると自動車の乗り入れがさらに増加し、かえって深刻な渋滞になるのではないかと私は信じています。 近頃パリで路面電車が復活したとのニュースを聞きました。日本の政府も、「移動は公共交通で」と呼びかけるばかりで公共交通を削減するという矛盾を早く止めて、路面電車を復活するという大英断をしてくれないものかと、あまり期待しないで待っています。 カラー写真追加(2008.10.17) 実家から、カラーネガを見つけてきました。 同行した弟の撮ったもので、場所やアングルはモノクロと類似点が多いですが、カラーの雰囲気もなかなか捨てがたいものです。 |
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おまけ
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