南大阪線の16000系である。1067mmの狭軌線であるため、他の特急電車とやや雰囲気が違っている。
昭和40年、大阪線の11400系エースカーを基に設計されたが、車体幅が狭い、側面裾のしぼりが曲線的、前面貫通扉の窓が大きい、前照灯が完全に埋め込まれた、尾灯・種別灯が角形、正面の塗分け、など、細部は異なっている。一部の編成は大井川鉄道に譲渡され、活躍している。
なお、前面の特急マークは、分割併合の時の着脱に手間がかかるため、昭和52年から四角い形状のものに変更された。

(誠文堂新光社 私鉄ガイドブックより)


場所不明 昭和50年冬頃