2250系は昭和28年と30年に、大阪線特急用として登場した。当初は2扉クロスシート車で、冷房装置も装備されていた。昭和33年からの10100系など、新しい特急車の登場に伴って急行用に格下げされ、昭和41年頃までに3扉化、冷房装置撤去、ロングシート化、などの改造が行われた。
2255(モ2250形)は、昭和28年製のモ2256(モ2250形)で、昭和36年頃に片運化され、また、2255と改番されている。
3124(ク3120形)は、昭和30年製のサ3027(サ3020形)で、やはり昭和36年頃に運転台を設けてク3124と改番された。
この写真はローカル運用に最後の活躍をしていた頃である。本来、大阪線用であるが、名古屋線でも使用されていた。

(誠文堂新光社 私鉄ガイドブックより)


昭和54年1月 江戸橋