2610系は昭和47年から、2600系を冷房化した形式として登場した。初期の2611〜2616は分散型クーラー5基を搭載するが、昭和48年からのものは一体式のクーラーきせとなっている。また、後期型は行先板方式ではなく、前頭部に方向膜を付ける方式に改められている。
(誠文堂新光社 私鉄ガイドブックより) 上の写真は車番2712(ク2710)で、初期型にあたる。2610系は Mc-T-M-Tc の固定編成である。行先板が光ってよく見えないが、ネガでは宇治山田と読める。( 桔梗が丘ー名張 昭和50年冬頃) |