伊賀神戸駅を出てすぐ、木津川にかかる鉄橋を渡ります。暑い夏の日、堤を流れる水音が少しだけ涼感を呼んでくれます。
後方にはすぐ横に大阪線の鉄橋があり、橋脚と架線柱がチラッと見えていますが、ローカルムードを出すため、極力大阪線の鉄橋を入れないようなアングルで撮りました。後方の鉄橋が隠れ、堤がよく見え、手前の草に邪魔されない角度を選ぶのに非常に苦労したことをよく覚えています。それだけに、現像のあがったネガを見たときには喜びもひとしおでした。

伊賀神戸ー比土 昭和54年8月