三輪 昭和54年1月1日

三輪駅は、近鉄との連絡駅である桜井駅から一駅の小さな駅ですが、有名な三輪神社の最寄り駅ということで、多くの参拝客が訪れます。特に正月は多数の初詣客でごった返し、ホームからあふれそうになるほどの混雑です。
当時の時刻表によれば、24往復の定期列車に対して、臨時列車が24往復も設定され、普段の2倍も列車が走っていました。
「三輪号」は奈良ー高田間(一部桜井まで)の設定で1〜3日の日中に10往復走っていました。もう一つ、「御神火」という列車があり、奈良ー桜井間、三輪ー王子間、三輪ー桜井間など、計14往復が、元日の深夜0時から5時ぐらいにかけて設定されていました。
「御神火」は残念ながら見たことがありません。
紛失していたカラーのネガが出てきました。
カラーは電化直前の昭和55年1月1日の撮影で、架線が張られ、ホームはかさ上げされ、新しく跨線橋も出来てまるで違う駅になってしまっていました。



三輪 昭和55年1月1日