昭和53年当時、「とき」は国鉄ご自慢のL特急として13往復の設定がなされていた。そのうち181系は6往復で、残りは新鋭の183系である。
181系、183系ともに12両編成であるが、181系では老朽化した食堂車とグリーン車が編成からはずされ、余剰になっていた485系のグリーン車が2輌組み込まれた。そのため、編成の中央部に背の高い車輌が混ざり、スマートな編成美が乱れている。
とはいえ、これぞ国鉄特急という品位と風格を持ち、かつスピード感あふれるデザインは国鉄電車の中で最高峰と言っても過言ではないだろう。

先頭はクハ180-4(N様に鑑定して頂きました。)


昭和53年8月18日 土樽