この駅舎は有名ですね。大正11年(1922)、当時の伊賀鉄道が上野市ー西名張間を開業したときに建てられたとされています。
施工業者は大阪の「ハイカラ屋」と伝えられています。まさに、大正モダン、ハイカラそのものの駅舎で、当時の話題をさらったことでしょう。
外壁に少々の手直しがされているものの、現在もこのたたずまいがそのまま残っているのは嬉しい限りです。
なお、上野市は市町村合併で伊賀市となりましたが、地元の方の愛着が強く、駅名は上野市駅のまま残っています。
近鉄伊賀腺 上野市駅 昭和54年8月