日豊本線 青井岳駅。
周囲は青井岳自然公園となっていて国民宿舎もあり、ハイキング客などが訪れるが、最近では列車利用者は少ないでしょう。最近の写真を見たらバラックみたいな駅舎に変わっていて愕然としました。
下は駅舎内の観光ポスター。私の地元の「赤目四十八滝」があって驚きました。ここから三重県のはずれまで観光に来る人がいるのだろうか。
今見直してみると、「2001博」というのが目に付きます。当時は、20年後の21世紀にどんな夢と希望を描いていたのでしょう。はたして、世の中は良くなったのしょうか?
当時は21世紀というと、SFの世界のような理想郷だという幻想がありました。科学技術は確実に進歩していますが、失ったもの大きいです。
おそらくC57の汽笛を聞きながら時を刻んでいた柱時計も、無くなったものの一つですね。ネジ巻式の時計があるということは、そのネジを巻く人がいるということです。効率的になるということは、人の存在を否定する一面があるということに、最近気づくようになりました。
ちょっとグチっぽくなっちゃいました。



昭和54年3月21日