昭和50年代

近鉄大阪線の踏切。場所は名張市蔵持付近。
この踏切は小学校の通学路のすぐ横にあり、登下校時に何百回と警報音を聞きながら歩いたことになります。電子音ではなく、実際に鐘をたたく警報機です。
2基の鐘の鳴る間隔が微妙にずれていて、「カンカンカン、カ・カカン・カ・カカン、カカンカン・カカンカン、カカカカ」と数秒ごとに聞こえ方が変わります。しばらくするとまた2基が同調してカンカンカンと普通に戻ります。
こんなことが一定周期で繰り返されるのがおもしろく、私は飽きもせず、ずっと聞き入っていました。