年代は昭和初期から戦後ぐらいでしょうか。あるいはもう少し古いかも知れません。いわゆる「街」の中には、以前はこういった住宅がよく見られました。 下は玄関灯の拡大です。本来はガラスのカバーがあると思いますが、付いていません。 私の記憶の中では、こういったお宅は学校の先生とか、塾の先生とかのことが多く、親に連れられてあいさつに行ったことが何度かあります。たいてい夜にお邪魔するので、玄関灯の薄暗い明かりは特に印象的に覚えています。 「ごめん下さい。」と言ってしばらく待っていると、まず玄関の明かりが灯り、それからガチャガチャと鍵を開けて家の住人が現れます。暗い玄関先で数分間待っているこの時間が、妙に頭に焼き付いています。 |